
ルイス・デ・アルメイダ生誕500年記念事業にご参加いただいた皆様へ

令和7年(2025)は、戦国時代の豊後府内に日本初の西洋式病院を設立したルイス・デ・アルメイダの生誕500年という記念すべき年にあたり、大分市では大分県と協力し、大きく3つの記念事業を行いました。
その幕開けとして9月6日に上演した音楽劇「音楽でつづる宣教医アルメイダ~西洋医術の伝来~」(iichiko音の泉ホール/主催:iichiko総合文化センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団])には、約400人のご来場をいただきました。
続いて、10月25日から12月7日まで開催された「令和7年度特別展生誕500年記念ルイス・デ・アルメイダ」(大分市歴史資料館)は、アルメイダが日本にもたらした西洋医学の意義を幅広く紹介し、会期中3371人の方にご観覧いただきました。
そして11月23日に開催した「ルイス・デ・アルメイダ生誕500年記念フォーラム」(J:COMホルトホール大分 1階大ホール)は、「西洋医術発祥の地おおいた」の魅力再発見をテーマに、基調講演、スペシャルコンサート、トークセッションなど多岐にわたるプログラムを実施し、予想を遥かに上回る850人の方にご来場いただきました。
フォーラムを通して、ご参加いただいた皆様に西洋医術、音楽、演劇の日本における発祥の地である大分の歴史的魅力、西洋医術の普及に尽力したルイス・デ・アルメイダの人道愛、異文化を受容する国際都市としての豊後府内の特色などを、改めて地域への誇りとして感じていただける場となりました。
また、記念フォーラム会場では、佐賀関地域大規模火災への義援金の臨時窓口を設置しました。
ご寄付をいただきました多数の皆様、誠にありがとうございました。
今後もこの記念事業で示された市民の「誇り」を原動力として「南蛮文化発祥都市おおいた」の歴史的、多面的な魅力を本市の特色ある地域ブランドとしてしっかり確立・定着させ、次世代へ伝えてまいります。
ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。また、当日ご登壇いただいた講師・出演者の皆様、特別展に資料をご提供いただいた関係者の皆様に、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
なお、記念フォーラム当日の模様は大分市公式動画チャンネルにて公開中です。ぜひご覧ください。
ルイス・デ・アルメイダ生誕500年記念フォーラム YouTube動画
当日配布した資料集PDFをダウンロードいただけます(三分割)
2025年は、豊後府内(現在の大分市)で日本初の西洋式病院を開設したルイス・デ・アルメイダが生まれてちょうど500年。そんなスペシャルな<アルメイダ・イヤー>を記念して、今年9月から11月にかけて、大分市内では多数のイベントが開催されます。ここではアルメイダの人物像、大友宗麟や南蛮文化との関わりなどを紹介するとともに、今後行われるイベントの概要をお知らせします。
ルイス・デ・アルメイダってどんな人?

所蔵:大分市医師会立アルメイダ病院
戦国時代に日本を訪れたポルトガル人。1525年にリスボンに生まれ、ポルトガルで医師免許を取得したのち、貿易商人となり多くの富を手にしました。1555年に豊後を訪れ、大友宗麟の支援を受けて、私財を投げうって府内に育児院を建設。さらに1557年には日本初の西洋式病院を建設し、多くの貧しい人々を救いました。その後、イエズス会の宣教師として九州各地で布教活動を行い、1583年に天草でその生涯を閉じました。
大友宗麟とルイス・デ・アルメイダとの出会い

中世の豊後府内のまちは、日本でも有数の「国際貿易都市」であり、「南蛮文化発祥都市」として発展しました。そのきっかけとなったのは、大友宗麟と二人の人物との邂逅(運命の出会い)です。
日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルとの出会いは有名ですが、もう一人、ルイス・デ・アルメイダとの出会いも忘れてはなりません。彼は商人として来日しましたが、大友宗麟の支援のもと、「育児院」や病院の設立に尽力し、無償で多くの貧しい人々を助けました。府内の病院で、日本で初めての外科手術が行われたことでも知られています。
また、当時の病院での日常的な活動は、「ミゼリコルディア(慈悲の組)」とよばれる人々の介護・看護によって支えられたことから、この点で大分は日本におけるボランティア組織発祥の地とも言われています。
その後イエズス会本部から「聖職者の医療禁止令」が出て、アルメイダは府内の病院を一時離れますが、その後もたびたび豊後府内に訪れました。宗麟との友情は、アルメイダが1583年に天草で亡くなるまで続いたのです。
大分市内で開催する主なイベント
●語りと音楽でつづる 宣教医アルメイダ ~西洋医術の伝来~【終了しました】
開催日時=2025年9月6日(土) 14:00開演(開場は13:30、終演は16:00予定)
会場:iichiko音の泉ホール
商人として、医師として、宣教師として。激動の人生を生き、大分で日本初の西洋式病院を開設した、ルイス・デ・アルメイダ。ザビエルと同じように大友宗麟と出会い、宣教師としても大きな功績を残した彼の生誕500年を祝して古楽器の音色にのせて、贈る、音楽劇。
考案/構成/音楽監督/リコーダー=濱田芳通 出演=濱田芳通&アントネッロ 朗読=野中民美代 演出=吉野良祐 台本=タナカ・ミオ 制作=アントネッロ合同会社
主催=iichiko総合文化センター「(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団」
料金=S席 4,000円 A席 3,000円 B席 2,000円 U25割 各席半額(全席指定)
※未就学児入場不可
※U25割の取扱いはiichiko総合文化センターのみ
※無料託児サービス(要予約:8月22日まで/満1歳~未就学児/先着5名)および車いす席のお問合せ・ご予約はiichiko総合文化センター企画普及課まで
→詳細はこちら
●令和7年度特別展「生誕500年記念 ルイス・デ・アルメイダ」【終了しました】
会期=2025年10月25日(土)~12月7日(日)
休館日=月曜日(ただし祝日の場合は開館。また第1月曜日は開館し、翌火曜日が休館)、祝日の翌日(ただし土曜日・日曜日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間=9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場=大分市歴史資料館
主催=大分市教育委員会・大分市歴史資料館
【関連イベント】
●11月9日(日)無料開放の日
この日限定で入場料が無料に! 関連企画として、子どもたちによる展示解説や、西洋音楽コンサートも開催。
・13:00-15:00「FUNAIジュニアガイド展示解説」
大友氏館跡などでガイドを行う「FUNAIジュニアガイド」が特別展の展示開設を行います。
・15:00-16:30「西洋文化コンサート」
アルメイダが生きた時代に思いをはせる音楽をプロの演奏家が奏でます。
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●「西洋医術発祥の地おおいた」の魅力再発見
ルイス・デ・アルメイダ 生誕500年記念フォーラム【終了しました】
開催日時=2025年11月23日(日) 13:00~(開場は12:00)
会場=J:COMホルトホール大分 1階大ホール
主催=大分市・大分市教育委員会
ルイス・デ・アルメイダの活動を顕彰する基調講演やトークセッションを行うほか、南蛮文化にちなんだスペシャルコンサートも開催。アルメイダの功績と人物像を通して、大分の魅力を再発見します。
第1部 基調講演「ルイス・デ・アルメイダの旅とその生涯」
講師=岡美穂子 氏(東京大学史料編纂所)
第2部 スペシャルコンサート ─南蛮ぎたるらの世界─
奏者=MUSIC@NET/マリオネット 助演=南蛮BVNGOマンドリンオーケストラ
第3部 トークセッション「アルメイダの功績と人物像から考える大分の魅力再発見」
パネリスト=北野正剛 氏(国立大学法人大分大学学長)、岡美穂子 氏、平田豊弘 氏(天草市立キリシタン資料館館長)、麻原きよみ 氏(公立大学法人大分県立看護科学大学 理事長・学長)、足立信也 氏(大分市長)
コーディネーター=本城舞 氏(長崎大学多文化社会学部)、坪根伸也 氏(大分市教育委員会文化財課専門官)
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