3Dミュージアム

大分市の文化資源の3Dモデルを公開しています。
360度自由な視点で、実物では見ることができない角度や距離で閲覧することができます。

華南三彩貼花唐草文五耳壷

高28.5cm 口径11.7cm 胴径24.5㎝(大分市歴史資料館所蔵)
花や葉・蔓などの文様を貼り付け、緑・黄・紫の釉薬で彩られた五耳壷。明時代後期の中国華南地方で焼かれ、16世紀末頃日本国内に招来されたものといわれています。中世大友府内町跡をはじめ、大坂城下町跡・奈良興福寺一乗院跡・東京汐留遺跡などから、同様の壷の破片が出土しており、特に府内町跡の事例ではその量の多さが指摘されています。本品は国内に伝世したもので、形式的には古いタイプの三彩貼花唐草文五耳壷とみられています。

作成時期:2022年度
収蔵元:大分市歴史資料館

フランキ砲(国崩し)

全長280㎝ 口径30㎝(原物:靖国神社所蔵)
天正4年(1576)、大友宗麟がポルトガル領インドの総督に依頼した輸入品の中に、火縄銃や硝石などとともに「フランキ砲」と呼ばれていた大砲が含まれていました。この大砲は、高瀬浦(熊本県玉名市)から、修羅(そりの様な台車)に乗せて陸路により、阿蘇を経由して丹生島城(臼杵城)へと運ばれました。その大きな威力から「国崩し」と名付けられたとされています。本3Dモデルは大分市歴史資料館に展示されている複製品を撮影したものです。

作成時期:2022年度
収蔵元:大分市歴史資料館

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